九十九里攻略作戦(一日目)

七月三十一日から八月一日の二日間で九十九里へのツーリングを決行して参りました。念願叶ってのフルメンバーによる旅でした!

三十一日の朝、いつもよりも早い八時の集合時間の三十分前、神社にて暖機運転を開始。今年の記録的な猛暑の例外にはならず早くも汗だくの状態に。ここまで暑いのは初めてのこと。脱水症状に注意して、途中で休憩をとらねばと強く思いました。
まずドラちゃんが少し早めの時間に笑顔で登場。ジャケットにデッキシューズで街中のツーリングに合いそうなお洒落な装備w。
続いてマルちゃんがナゼか逆方向からの登場。どうやら参道を一通と勘違いして迂回した模様。マルちゃんも笑顔、笑顔。逸る男たちは時間通りに集合したのであった。マルちゃんはTシャツ姿の軽装備。出来れば長袖に…ま、あんまし変わらないかな。

恒例の参拝後、早速の走行開始。天気は良く、視界にも路面のコンディションにも問題は無し。三台で連なって走るのは「白井の湯癒しツーリング」以降かな。自分、マルちゃん、ドラちゃんの順でスタートしましたが、この隊列は二日間固定となりました。
まず、14号を南下。この道がクルマが多くてある意味一番緊張を強いられます。景観もさして面白いワケでもないので、さっさと通過してしまおうと、ややトバシ気味の走行に。夏なだけあって、朝にしては道はやや混み気味でしたが、渋滞に巻き込まれたりはせずに順調に進行。そのまま一挙に茂原街道に突入してしまおうかとも思いましたが、焦らずに一度休憩をとることにしてコンビニに立ち寄りました。そして再起動して蘇我陸橋を越え、357号を左折して茂原街道(14号)へ。
茂原街道は、田畑があり、緑の木々がありの田舎風の道でした。町中を走ることも多い道でしたが、総じて快適な走行。特にトラブることもなく、静かに、順調に進行。市原市を抜け、長柄町に入ると山の景観に。ここで狙っていた第一のポイント「道の駅ながら」に到達。
全く進まず、もうどうでも良くなりつつある「千葉県全道の駅攻略」ですが、有耶無耶に一つ更新。「ながら」には特に派手な施設は無く、というか食事をする店も無く、地元の方々が農作物などを売買する場となっておりました。雰囲気はとても良くて、重要なポイントであるトイレも広くて綺麗でした。それにしても売られている品々が魅力的…。抱えきれないほどの西瓜が1400円だったり、いかにも美味そうな野菜も破格値だったり。バイクの積載能力では…クルマなら買えるんですけどね〜。手作りのプリンとか牛乳寒天とか、シャンプー、石鹸なんかも置いてありました。ドラちゃんが今晩のためにと「枝豆焼酎」を購入。どんな風味なのか夜が楽しみです。食事処は無いものの、お弁当の類は充実しており、売り場に隣接している休憩所で食べることが出来ます。この休憩所が素晴しかった!ログハウス風の室内は天井が高くて広くて静かで、冷房が効いていて快適でした。猛烈な日差しに焦がされたメンバーはここで有難く休ませていただき、体力を回復させて再び走り出すことが出来ました。帰りにまた是非寄ろうと思いつつ、茂原市へと進行。
「高師」の交差点を右折して128号へ。立派過ぎる市役所を通過してすぐに左折(ここで曲がる場所に一回迷いました)、128号を東に向かいます。ここからは暫く町中走行となりました。「野巻戸」という交差点で左折しなければならないところをうっかり直進、引き返すという失敗をしつつ、その後は順調に走行。走るにつれ、だんだんと山中走行になり、人家も疎らにになり、再び建物が増え始めた頃に無事、九十九里に到達となりました。走行しつつ海が見えた瞬間の喜びはいつまでも変わらないものだなあと再認識しました。
太東海岸は萌ちゃん(やっと登場!)とのラグランジェポイントでもあります。到着時間は十一時半くらいで、やや予定よりも早かったです。ここの海岸の入り口に建つ「九十九里ドライブイン」の食堂は美味なので、昼食は迷わずここですることにしました。前回は「鮪丼」を食べたので、今回は「三色丼」にしてみましたが、魚の量が半端ではありませんでした。相変わらずの燃費の悪いワタクシは御飯を大盛りにしていただいたのですが、丁度良いくらいでしたw。他の二名も大満足。ここまで来た甲斐があるというものです。地元のじいちゃんが、カツカレーをガツガツと食されているのが印象的だったり。自分も歳をとっても是非ああなろうと思うのでありました。

さて、ここからは海水浴を楽しみながら萌ちゃんを待ったワケですが、このパートの詳細はドラちゃんに譲ることとしましょう。ちょっとだけ記すなら、メンバーが浮かんで来ない等のトラブルが発生しないかと、ハラハラしながら常に全員の位置確認はしておりました。本当に無事で何よりでした。

海水浴を堪能したメンバーは、充実感と心地良い疲労感とまだ続く蒸し暑さを抱えつつ、宿に向かいました。今回の宿は「ペンションカサブランカ99」さんです。海に歩いて行ける位置にあることから、完全にサーファーの方々向けの宿で、ツーリングの客は自分達だけ。外観は洋館というかお城というかなカンジです。一階の駐車場の端に駐車させていただいたのですが、駐車料金が一台500円。クルマ一台と同額なのは高価なんじゃないかな?と思いました。



※写真は翌朝です

部屋はなんとか四名が寝られるスペースはありました。特に不満はありません。窓から海も、そして前回の一周時にお世話になった「グランヴィーユ」も見えますしw。近所の(と言っても太東海岸の先)コンビニまで晩の飲み会用の買出しになんと全員で行きました(しかし、思えばこの短い走行がフルメンバー走行だったんだなあと後で思うのでありました)。暑さに耐えかね、一階の大浴場へ。しばし先客の終了を待ち、いざ入ってみると予想していたモノとは異なる構造に一同驚き、砂対策なんだと気付きました。料金的にも贅沢は言ってはいけません。萌ちゃんが考案した裏技でクーラーが効いた状態のまま(キーを抜くと普通電源がオフになるでしょ)の部屋でしばしくつろぎつつ晩御飯の時間を待ちます。海の夕暮れを眺めつつ。いいなあ、海は。

なにはともあれまずビールだ!

ここからはバーベキューになるワケですが、ただ焼いてもらって酔払っていたワタクシには書く資格もありませんので、萌ちゃんかマルちゃんに任せたいと思います。宿の内容からは想像できないほどに(失礼な!)素晴しい内容でした。苦労は伴いましたがね…。
その後の部屋での飲み会もよろしくお願いします。ここはドラちゃんの方が良いですかねw。