普通二輪免許!

さて、前々から考えていた事ではありますが、遂に普通免許取得に向けて動き始めました。
原付は楽しい、けれど原付で物足りない部分もあります。僕にとってそれは第一に距離。走りたい所、行きたい所が日帰りではいささか遠い。そして第二にはマシンの性能。林道をCL50で走ってみて、やはりこれでは足りないと思った事。
そこそこの距離をこなせ、かつ林道で(技術的な問題を別にして)往生しないマシン、それはやはり普通免許以上なマシンという僕なりの結論でした。
というわけで。
通い始めました、湘南センチュリーモータースクール。なんか昔と名前が違うような、と思っていたらば大船自動車学校は廃校となってセンチュリーが跡地を継いだとか。なるほどソウでしたか。大船自動車学校に僕が通っていたのが確か大学2年目だから、えーっと。15年くらいたったのか? コースや建物は変わらず中身の教官たちはソフトになりましたw

10数年ぶりの教習所
昨日が入校式&適性検査、そして初めての教習2時限分。入校式の後に適性検査ってどういう事なの? と思いつつ時間に合わせ登校。入校式は基本的に教習期間の説明、入校日から9ヶ月までが免許取得可能な期間となり、更に見きわめが済んでから卒検までの期限が3ヶ月とか。もっとも卒検除いて規定時間は17時限(第一段階9時限、第二段階8時限)という事なのでそこまではかからんでしょう。年内に完了させる勢いで攻めるのであります。
入校式に参加していた若者たちは4名プラス僕。僕以外見た目20代、しかも6名のうち3名が大型を含む2輪。おお、2輪イけてるんじゃないの、と思ったり。4輪大変ですねぇ。取る人が減っているとは聞きましたが。ガレージを見てもAT車だらけだし、いろいろと感慨深い。ヨツワはMTが面白いぞぅ。もちろん単車もMTが面白いのであります。
ちゃっちゃとおざなりの説明が終了して適性検査、これは要するにあれだ、性格判断と言うか、あなた当該の萌さん、あなたの性格は萌え易く覚め易い粘着質のAB型、星座は雄牛、宿曜はどうのこうののどうのこうの、というアレですね。最後に「いつもどこからか声が聞こえる」(○×で答える)とか電波な質問が待っていて思わず噴きました。公安委員会か? こういう楽しい事考えるのは。とりあえず「その質問には『いいえ』と答えろ」という声が聞こえたので×しておきましたよ。
そんな電波タイムを過ごした後、1時間を空けて初教習。夕方になっていたので空は暮れなずみ気温も若干低下。最初の1時限は単車に乗りません。教習はKちゃん推定21歳と二人でベテランっぽい(昔風の)教官と3名。単車の扱いが当たり前ですが軽いですね。教習車はおなじみCB400SF、定番です。

教習車
サイドを払ってまたぎ、エンジンをかけてギアを変える、その作業とセンタースタンドがけ、各部点検等を習って1時限はあっさり終了。センターがけは難なくこなしつつ下ろすときに右に単車を倒したのは私です。確かに重心がセンターを右に越えると倒れますね。なるほどw えーと、あと、重いです、CB400SF。もちろん大型はもっと重い(+20kg〜)訳ですが、十分重い。とにかく重い。180kgってそれなに? って重さです。起こすのも動かすのも苦労はしませんが、女の子は難儀していました。巨摩クンは750をどこかの峠から町中まで押して帰って来ていましたが、はっきり言って変態です。ええ。

夜のコース
2時限目はいよいよコースへ。いきなり坂道を越えて、ショートコースを2周くらいしてから40km/hくらい出しては減速する練習。その後周回路をぐるぐる。お、けっこう乗れるじゃん。と言いつつ、見た目小さいCBがまたがるとやっぱりでかい、重いw 低速になるととたんよろよろします。更に重さに気持ちが負けて小回り出来ない。こけそうな気がしてならない。周りから見ていたらばガチガチになっていた事でしょう。自分でその姿を見る事が出来たらまた違うのだろうけど。そんなこんなであっという間に2時限終了して帰路につきました。またがった鞠号の軽い事! まるで羽が生えたみたいです。Yes, I can fly!
そして今日、早速の二日目、2限分こなすべく行って参りました。3限目は教官と1対1。凄く贅沢な個人教授ですよ。周回を数周してポジションと足の位置、クラッチとグリップの握り変えの注意などを受けてからショートコースで8の字と1本橋。途中先導する教官車が「ガコン!」と音を立ててから停止。8の字を廻っていた時だったので、ステップでも擦ったかと思ってたらなにかもう少しまずいトラブルだったようで、「ちょっと廻ってて下さい」と言われてそのまま教官はピットイン。言われた通り8の字を延々周回。ヤバい、楽しいw 2速だとトルクあり過ぎてきつくて(アクセル操作が下手な証拠)、3速でぐるぐるしていましたが、いやあ、凄いねCB、こける気がしない。傾けても全然OK、凄いトルク感。やっぱり厚いんだ、下が(原付比)。最初は傾けるとそのままこけそうで怖かったのが、だんだん楽しくなってぐるんぐるん。そのうち膝に着けさせられたプロテクション*1と、ブーツのくるぶしの辺りが苦しくなって、次は緩めに付ける事を決意。血流止まってつりそうでした。
噂に聞く一本橋も初体験。10本中7本くらいこなせたかな? 気力体力集中力次第と理解しました。何本か廻ってるうちに「じゃあ次に」とクランクとS字に行って、パイロンもやって終了。やっぱり教官凄いです。めちゃくちゃ巧い(当たり前)。後ろから見ていてフォームからなにから全て勉強になる。教習所馬鹿に出来ません。このまま教官についてぐるぐる一日中したらめちゃくちゃ上達すると思う。
4時限目はシュミレータでした。多くは語るまい。とりあえずこの手のヴァーチャルな乗り物は苦手です。いかに普段フィードバックを頼りにしているかがよくわかりました。ていうか、フィードバックが無いからブレーキその他分からんのよ。シュミレータってなに、一体? プロテクタ山ほど付けて急制動で一回転ばせてくれた方が10倍勉強になると思うけど*2。無茶言ってるのは分かるけど、やっぱり大切なのはボディよフィーリングよ? ヴァーチャルな恋人はアリでもヴァーチャルな乗り物はつまらない(ヲイ
そしてまた、羽のような魔法の鞠号で買い物して帰宅しました。とりあえずコースで教習している間は始終頬が緩みっぱなしです。体力その他、力入り過ぎていたりする部分は自分でも感じて、無理は禁物と思いながら、ひたすらコースを廻るのは楽しいです、喜びです。これだけニヤニヤしたのもホント久しぶり。ジムカーナやる人の熱意も理解しました。いやはや、楽しいんだよほんとっ!
こんな楽しい乗り物に若者が乗らなくなったというニュースは非常にもったいなく感じます。若者よ、無駄なエネルギー、ちゃんと消費せよ!
最後に、これだけは述べておかなければなるまい。
原付の良さ、中型バイクにまたがって再確認しました。軽くて、小回りが利いて、身の丈で動く。卑下する事の無い立派な乗り物です。楽しいよ。特にギア付きはいい。自分でパワーもほぼ制御出来るし、軽い分振り回せるし。若者よ、無駄なエ(ry
という訳で、第一段階はほぼ半分終了。明後日2時限こなし、週末に後2時限。ちゃくちゃくといきますよ!

*1:湘南センチュリーモータースクールの2輪教習では肘、膝、胸と脊椎のプロテクションを装着させられる。膝のプロテクション、テープが伸びちゃっていてちょっと厳しいぞ。ニーシンガードは自前じゃ駄目なのかなぁ

*2:本当に無茶なことは分かるが、一度万全の装備でちゃんと転んでみたい。どういう状態で転ぶのか、どう転ぶのか、体験出来ると全然違うと思うんだよね...。もっとも、それで首とか関節が逝っちゃうとしゃれにならないから、これは有り得ない話だろうけど。