大楠山まで

少し時間があったので、かねてから行きたかった大楠山に登って来ました。ちなみに大楠山でGoogle Mapを叩くと、広島県因島がヒットします。もちろん広島にも行ってみたいのですが、今日訪れたのは神奈川県横須賀市。ちなみに市内最高峰、241.3mとのこと(Wikipedia調べ)。ルートはざっくり下のような感じ。

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三浦半島は規模と自然環境の割には林道がほとんど、というか、一つしか存在しません。そのたった一つの林道、三浦大山線は残念な事にゲートが閉鎖されて今は徒歩でしか入る事が出来なくなっています(もっとも自転車の人はゲート越えしているかもしれないけれど)。そうはいっても、近場でダートを走りたい。あるいは自然の中を走りたい。ということでいろいろググってみて大楠山を見つけました。
大楠山自体はしょっちゅうその脇を通っていたし、湘南国際村辺りにもちょくちょく行くのでニアミス的に知っていましたが、まさか山頂まで車が入れるとは知りませんでした。舗装路とダートが入れ替わり立ち替わり現れる、道路的には整備不良な道ですが、これがなかなか楽しめます。本格的にダートを走っている人には物足りないと思うけど、原付でダートを遊びたい人には結構いい規模だと思います。
ちなみに道路は大楠山ハイキングコースと呼ばれているようで、実際にハイカーや地元の親子連れとも時々すれ違いました。また、山頂にはコスモスの咲く庭園があり、そこを目当てに訪れる車もそれなりの数ありました。もっとも、車で訪れる人は道のコンディションを知っていないのか、見ているとかなりおっかなびっくり登ってきます。コース取りが悪いと乗用車だと腹をこするかもしれないし、バイクで乗り込んでおいてなんですが、車でいらっしゃる事はお勧めしませんw
と、我が儘な前置きをした所で大楠山ガイド。地図はこの記事冒頭のルートマップをご覧下さい。
R134を葉山から三崎口へ向かって南下して行くと、大楠山入口という信号があるのでこれを左折します。

大楠山入口
道路進行方向に向かって左側二番目の分かれ道(最初のY字路)を左に。あとはひたすら直進。最初はただの田舎道ですが、徐々にそれらしくなります。彼岸花が咲いたりしていますね。

彼岸花咲く田舎道

この建物を過ぎるといよいよハイキングコースに

入口辺りは舗装がありますが、だんだんと舗装が剥がれて砂利道が姿を現します。他のブログの記事を見るとガードレールも相当にアレなぼろっちぃ状態ですが、ダートを走っているとそこまで目がいかないw まだまだ初心者です。

コース途中付近に人工物が見えず気持ちがいい

上の写真のコーナから子安方面
コース上、砂利止めになっているのか道路をまたぐ形で所々50cm幅くらいのコンクリの舗装が出っ張っています。その付近がえぐれていたりして、ストローク量の少ない鞠号のフロントサスが天井をついて音を立てたり。この前金谷で林道を走ってからいろいろ情報を仕入れたり、反省をしたりして、とにかく目線を先にやり、ニーグリップして上半身の力を抜き、後輪加重で...あれこれ試しながら走っているうちにニヤニヤが止まらなくなくなる無精髭のアラフォー原チャリ男。ううむ。きもいぞ。
気持ちは悪くても、ダートは面白い。朝は曇っていた空もうっすら日が射して、まだ青い山の木々がグリーンのグラデーションを作り、辺りは静まり返っていて。最高でした。
コースは約2kmの長さという事だけれど、初めてなのでその倍くらいの距離を感じつつ山頂の脇を通り抜け、突如現れる駐車場で記念撮影。山頂はコースの脇から階段で200mくらい登らないと到達しないのだけど、今日はパス。写真を撮ってすぐ下り道に突入。上りでだいたいの感じは掴めたので、少しペースを上げて再びニヤニヤが止まらないおっさんを華麗に演ずることに。

コース終点。駐車場と、その先の電波塔の下に庭園がある

写真を撮ってUターン、下り道へ
下りのコーナーで後輪をずさーっ! とかするとそれっぽいのですが、安全運転で写真を撮りつつ下山。この記事の写真はすべて下りで撮影しています。正直上りは余裕が無かった。以下、本日のベストショット:

可憐にたたずむ鞠号
この後、家族が待つ森戸海岸へ出て昼食、砂浜で昼寝して帰ってきました。カヤックやヨットの教室があって、楽しそう。かみさんと今度カヤックに乗ろう、と話しながら帰宅。ライダースジャケット、ボブルビーのハードシェル・バックパック姿のまま、西友で餃子の材料を買って、葱を背負って帰ったのは秘密です。どんなじゃw
※全ての写真はこちら:

20090922 大楠山へ