洗車、そしてさよならキャリア

房総全周攻略作戦から帰還してあっという間に1週間が経ってしまいました。いやぁ、早いものですねぇ。光陰矢のごとしといいますが、まさに矢のごとく、いや、光なんだから矢どころの速さではないぞ! 1秒間に地球を7周半する勢いで、時は過ぎるのであります(えーと。もっとも光速に近づくと時の進む速度は相対的に遅くなりますから、どうなんだ?)。
ということで、期間時にざっと水で流しておいた鞠号を本格的に洗車しました。お日様の光の下で見ると、汚れていること汚れていること。さらにミラーのステーとか、節々に錆が浮いております。海沿いだから仕方ないし、さらに往復フェリーだから、余計に潮っぽいんだよね。こればかりはいかんともしがたい。ものの腐食スピードは海沿いの町の方が一般的に早いわけですな。つまり時の進む具合も早い、と。
オーソドックス、というよりは時代遅れですが、ホースと雑巾を握り締めて潮と泥汚れを落としていきます。さらに真鍮のブラシでもって、錆の浮いているところも順次こすってやります。実際、深い錆でないのでこれで大体何とかなる。これ以上は錆止めとかを使用しないとちょっときついですね。先日から気になっていたヘッドのフィンの奥の錆はブラシが届かず駄目でした。ここは錆止め剤を後日投入するしかないかな。鋳鉄製だったように思いますが、錆は致し方ない側面もあるんだろうなぁ。
一通り洗い終わって、ワックスをかけようと思ったらこれが切れていて、なくなくあきらめました。さて次はチェーンの清掃。帰路ずいぶんと砂浜に寄ったので、走行中もそこはかとなく砂を噛んだような感じがあって嫌だったんだよね。ホワイトグリースがいろいろと汚れを含んでチェーンがぼってりとしている様子だったので、潔くチェーンクリーナで汚れごとグリースを落としました。錆の浮いているところもあったんだけど、そこはパス。チェーンの錆はこすらん方がいい、という説もあるし、余り気になるようになったらいっそチェーンごと交換が正しい道のようです。高い部品じゃないしね。
相当にクリーナを使ってチェーンをきれいにして(若干タイヤにかかってしまってあせってふき取ったりして)、それからたっぷりグリースを吹いて、ちょいとタイヤを回そうとしたらあらあら車体がぐらりと!
倒れそうになったところを中腰で肩で支え、押さえたのはいいけれどその際に300円キャリアが曲がってしまった! なにせ安物、固定箇所も2箇所のしょぼい作り、車体の重みには耐えられず基部が曲がってしまいました。
これは駄目だとさっさとあきらめて、ついでにはずしちゃいました。これでドノーマルな姿に戻ったわけです。キャリアは何かしら考えて、新造するつもり。3000円くらいでオリジナルが見つかれば買ってもいいけど、かっこ悪いんだよなぁ。
さて、チェーンから余分なグリースを拭い去り、最後にスプロケをなんとなくきれいにして、一走りして見るかと思ったらにわかに冷たい風が。空を見るとさっきまでの好天が嘘のようにだんだら掻き曇る重たげな空。これは降るか! ってんであわててカバーをかけて道具を片付けました。

洗車してすっきり

リアスプロケ周り

しっかりとグリスアップ

実際、このあと天気は夕方までもってしまい、雨が降ることは無かったのですね。16時過ぎに図書館まで本を返しにちょっと乗ってきました。やっぱり低速が苦手、というか乗り始めは機関があったまってない分ギクシャクしちゃいますね。まぁ、僕が下手なんだけど。毎日乗れるとずっと良くなるんだろうけどなぁ。
今日はオイル交換までは至らなかったので、これはまた次回に譲りましょう。ぜひ自分でやってみたいんだよね。オイルとオイルぱっくんを買いに行かなくては!