久し振りの道の駅攻略作戦

誰も待ってもいない完全に自己満足で完結しているこの企画、もう止めれば?の陰の声にもメゲずに(懲りずに)行って参りました。
連休ですので実家に顔を出さないワケにもいかず、3〜4日は甥っ子姪っ子にフルボッコにされるという義務を果たして参りました。せっかくの連休に走らずに終わってしまっては勿体無いですので、4日の夕方に逃げ帰りました。
4日の天気予報では5日は一日曇りの空模様となっておりましたので「走り易いなあ」くらいにしか思っておりませんでしたが、当日の朝の予報では「関東地方は15時くらいから雷を伴った大雨になるでしょう」に大変更されちゃってるじゃないですか!前夜の計画ではたらたら走って、できれば館山まで行こうと考えておりました。この周辺に「道の駅」は集中しているため、一挙に攻略数を増加させられるからです。おまけに海の幸を堪能することもできますし。早朝出発して、13時前後に到達した地点で海の幸を堪能、そのまま引き返すつもりでした。5時起きに成功したものの、走行を中止することも含めて悩みました。結局、雨具(カッパ)を持参しつつ、計画も変更して短距離短時間でUターンすることにして、6時半頃走り出しました。
どんよりした空でしたが、朝の走行はそれなりに清々しいカンジでした。気温は低く、ライダースジャケットが丁度良いくらいでした。とにかく距離を稼がねばなりません。道が空いているこの時間になるべく前進しなければなりません。緊張して走りました。楽しいんだか何なんだか?14号を南下して、357号から16号へ。これは「富津岬」に向かうのと同じ道です。途中、ツーリング中のライダーの皆さんと何度も擦れ違い(追い越され)ました。悪天候にもメゲずに走ってますね。また、50ccのみでの4台走行にも出会いました。高校生くらいかな?自分たちと同じような趣向を楽しんでいるのでしょうね。キミタチ、ちょっとトバシ過ぎじゃありませんこと?昨年走行した時よりも走り易いです、16号。道の轍が直されているように思えます。税金もこうして正しく使用されれば、文句も少なくなるのだろうなあと考えてみたり。市原も木更津も無休で一挙に通過です!
127号、君津に入った辺りでエンジンの元気が無くなってきました。どうやらもうすぐリザーブのようです。住宅街の家族経営されている小さなスタンドで給油。恐れていたことですが、ここまで来る間に廃業したスタンドがやたらと目に入りました。やはり間違っているのでは?今の方向って。こういう小さなところは苦しいんだろうなあと、同情してしまいました。・・・料金はやや高かったですが。本番の房単走行では、給油のタイミングは早めにした方が良いかもしれません。次のスタンドで・・・その次がなかなか見つからないのです!迷わずに即入る強い意思が必要かもしれません(大袈裟)。
再び走行開始。富津市の市街地を抜けて、山を越えると海が見えました!クルマでは何度も走ったことのある127号も、バイクで走ると新鮮です。50ccは速度が遅いですので、風景が近づいて来るのもゆっくりなら、遠ざかって行くのもゆっくりです。海の横を走るのは爽快ですね!やや、空はどんよりとした鉛色で、海面も輝いていなかったりしますが・・・。暫く走るとフェリーの港のある金谷が見えました。港のすぐ横には巨大な観光複合施設「ザ・フィッシュ」があります。萌乃誉が貸してくれた「ジパングツーリング」によると、バウムクーヘンがお土産として有名だとのこと。・・・海産物じゃないんじゃ?ここはできれば帰りに寄りたいということで通過!更に前進!
鋸南町を走行、鋸山の入り口に長蛇のクルマの列が出来ておりました。待ち時間、御苦労様です。そしてヘアピン・カーブを二つ三つ越えると、保田です。ここには漁港直営のお食事処「ばんや」があります。テレビで有名になっちゃいまして、最近は食堂も大拡張され、更には宿泊施設(温泉あり)まで営業されております。何度もお世話になりましたが、美味です!早い時間に行くのがお勧めです。しかし、今回は通過(笑)!そのお隣りが、今回の最初の道の駅「きょなん」です。
正直に申し上げまして、「ばんや」の隣というのがマズかったのではないでしょうか?寂れた感じは否定できません。公民館があるので地元の方々には重要な施設なのでしょうし、浮世絵の美術館も実は有名なのかもしれません。しかし、お土産を購入したり、食事をしたりという収入の大部分は「ばんや」が大きな障壁になってしまっているように思えました。どちらにも活気があまり感じられなかったのですね。惜しいです。ついでに書かせていただくなら、ここのトイレは昨今珍しいほどに汚かったです。勿論、その責任は使用する側にこそあるのだとは思いますが、それにしても酷い有様でした。丁度、時間は午前10時。長時間走って来た甲斐なしという悲しい結論に・・・。


入り口付近から撮影


販売所はこれでほぼ全て・・・


保田漁港方面。こちら側に「ばんや」さんがあります


正面。降るぞ降るぞというダークな空模様


館山方面です。晴れていれば綺麗な絵だと思いますよ


一番奥にある施設。公民館ですね


浮世絵美術館の前には釣鐘が!


そして見返る以外の角度から拝めるアノ有名な方が!


奥から入り口方面を撮影


カマスかな?この辺りはあちこちで干物の販売を行っております。美味です!

気をとり直して更に南下、すぐ近くの富山町に入りました。127号を左折、89号(地方道)に入って少し走ると本日二番目の道の駅「とみやま」が見えます。ここはまだ施設が新しいようです。例によって、地元の特産品が安価で販売されております。かなりの人手です。この土地ではないナンバーのクルマも多いので、お土産に買われているのでしょうね。富津館山道路の入り口でもありますし。小さめの施設ですが、有効に活用されているように思われました。ちなみにトイレは超綺麗。全く汚れておらず、臭いもなく、花まで飾られていたり!


全景。でも中は充実しておりますよ!

気分を盛り返して、更に更に南下。127号に戻りました。この辺りは小さなトンネル(「〜隊道」とかいうやつ)が連続しております。クルマ二台がやっと擦れ違える程の狭さです!そこに歩行者も自転車もいたりします。まさかこの中で追い抜きをかける無謀なヒトはいないとは思うのですが、命に関わるので通過時には車線の真ん中を走らせてもらいました。ノロくて申し訳ないのですが。そこそこ難所かもしれません。富浦町に入ると、トンネルを抜けつつ海側を走ることになります。景観の良い「内房なぎさライン」です。海を眺めつつ走ると、館山市のすぐ手前に三番目の道の駅「とみうら」が見えました。
今迄で最大の道の駅です。大混雑。「びわ」の季節ということで観光バスもじゃんじゃん入っております。建物も二つあって、びわビワびわ尽くし。お土産もレストランも大充実。ビワソフトクリームをみんなが食べていますよ!でも裏手に回ると小川が流れていたりして、静かで良いカンジです。そこにかかる橋の上でお子様たちがはしゃいでいたりして。空いている時に来れば印象が違うのでしょうね。オバサマ達の会話「なんだ千葉のものしか置いていないのね〜」(千葉に遊びに来たんじゃないのっ?)「なんにも無くてつならないトコロね〜」(山とか小川とかビワとかを楽しんで頂戴よっ!)流石です。
時間は丁度12時前。ここで食事を!海の幸を!と思いましたが、雨がパラパラ・・・。悩みましたがお土産だけ購入して脱兎の如く逃げ出しました!何をしに来たんだ!


お土産(特にビワ)の販売所で食堂もあり。何年か前にはこちらだけだったような?


新しく綺麗な建物。ビワソフトはこちらで。お土産ここで購入


裏手には静かに流れる小川が。お子さま大喜び


周囲には花が丁寧に育てられていてステキです


ビワ様がキラキラのオブジェにっ!!

こうなると雨が降り出す前に帰還するというタイムトライアルのようです。たったの三箇所しか攻略できなかったし、お楽しみはお預けだしで中途半端もよいところです!来た道をひたすらに急ぐ帰り道。途中、コンビニでトイレ休憩、パン補給以外は全く休まずに走る、走る。


銚子の時と同じような風景


でも好きなんですよ、こういう景観が。富津市辺りで


もう間に合わんっつーくらい真っ暗な空・・・


君津辺り127号沿いのでっかいファミマにて

なんとか給油も済ませ、本八幡に到着したのは16時でした。雨はパラパラ。なんとか間に合った!・・・しかし、その後も雨はパラパラ程度。全然、降り出しません?なんてこった!
本日の最大の失敗は朝の天気予報を見てしまったこと。いや、自分の覚悟の無さ故の失敗か・・・(泣)。
ちなみにガソリン代が824円、カンコーヒー120円、コンビニのパンとジュースがちょうどで200円、あとはお土産代のみという超低出費走行になってしまいました。
次回は館山に泊まりで行こう・・・そう誓いを新たに・・・。
本日までの走行距離、1404.7Km。