Baja

さて、メットから先ほど紹介したバハの話に移ります。バハとはBaja、すなわちバハカリフォルニアのことでして、これはカリフォルニアから突き出している例の半島であります。

ここはほとんど無人の砂漠地帯。サボテンの連なる青空の荒野なのですが、昔からいつか逝きたい行きたい土地の候補の一つ。Bajaはスペイン語で「下」ということらしいので、カリフォルニアの下、あるいは南ということですね。人の手がほとんど入らない土地というのは、それだけで魅力的です。この荒野を走ってみたい! と思っていたらば、Baja 1000なるレースがあるんですね。ただひたすら1600kmを走りまくるという、単純にして豪快なこのレース。参加は夢のまた夢としても、コースの一部くらい走ってみたいものです(ちなみに前出の風魔プラス1では、風間さんとBajaに行くツアーも商品として扱っていました。それほど高くないのがうれしい!)。やっぱり、ラリーって楽しい。リザルトはいいのですよ、とにかく完走出来れば!
昔バイク熱が高かった頃に、一番欲しかったのはこのBajaにあやかったHondaのXR-Bajaモデルでした。実は今でも欲しい。絶版になってますが、中古市場では結構いい値段でまだ取引されています。角目の多いオフ車の中で、こいつは丸目×2、そして増量されたタンク。車高も高めの設定で、ラリーツアーモデルとなっている訳です。もっとごついラリー車は、たとえばKTMなどからでていますが、それは高いしパワーもありすぎて自分にとっては遠すぎる存在なのですが、XR-Bajaはもっと身近な存在なのです(こいつのデフォルメタイプだった、ミニバイクもそういえばありましたが、そちらはあまり魅力無かったなぁ)。
オンロードタイプのバイクももちろん好きですが、オフローダーはなにかどこへでも行けるという、バイクの夢をそのまま形にしたようで、大好きです。いつかはオフローダ乗りになりたいと、ここのところ静かに萌えて燃えている萌乃誉でありました。
(萌乃誉)