トココのスピードメーター

千里の道も一歩からw本日はトココのスピードメーターを治してみました。
モトコンポスピードメーターは前述の通りにスピードを計測するだけというシンプルな構造です。
画像の如くなんにもありません。距離計すら。
サービスマニュアルによると、まずツメを押してカバーを下にずらし…ツメってドコだ?
マニュアルなんだから、ツメの位置くらい示しておいてくれよと思ったり。
どうせ内部にあるんなら探しても無駄だと決めつけて、ネジを外してハンドルからまずメーターを取り外すことにしました。


メーターは一ヶ所のネジで固定されています。径は10ミリです。ブレーキレバーが邪魔でスパナが回し難いところにあります。


苦労しつつ、なんとか外しました。…このOILって書いてある上のがツメなんじゃないの?


どうやらそうらしいので、マイナスドライバーを使ってツメを押し込んでみると、簡単にカバーが外れました。やっぱしコレだ!

カバーは外れましたが、下にズレる程度で内部は完全には露出しません。
中には電球のソケットが二つ、ケーブルが一本です。




ソケットはロックを外して抜き取りますが、ラジオペンチがあると楽だと思います。ケーブルはネジを回すだけでOK。
電球もケーブルも三十年分汚れて真っ黒です。キッチンペーパーでキレイに磨きました。


そして問題のメーター本体!
使ったオイルは、WD-40。556じゃないとこがアレですが、もちろん556でもなんの問題もないと思います。
オイルの赤いストローで指示しているトコロを洗浄するのですが、この状態ではなくて、メーターを手で持って下から吹き上げます。




おお!茶色い汚れたオイルが滴り落ちてくる!しつこく、しつこく、角度を変えながら、缶の中身が半分くらいになるほどにオイル注入をしました。
も、もういいかな?
しばしおいてから再び逆の手順で組み付けます。電球のソケットを逆にしないように注意です。ちなにみウチのは緑のコードがオイルランプ用でした。
ブレーキレバーと格闘しつつ、組み付けて…あとは試運転するのみ!

ちょっと肌寒い秋の夕暮、焦ってTシャツで走り出してしまいました…が、スピードメーターが正常に作動している!やった、成功だ!
劣化したタイヤがバーストする恐怖もありましたが、そのまま5Kmほど走り回ってしまいました。大丈夫、問題ありません。
アクセルを開いても異常な音もしません。ぐっと走りやすくなりました。ついでに電球を磨いたので、メーターは明るく見やすくなりました。

本当に小さな調整だけど、初めて自分の手でトココの不具合を治すことが出来ました。感激です…泣
俺っちなんかに出来ることは少ないけれど、少しずつ治していこうな、トココ。