モーターサイクル・ダイヤリーズ

こないだ、NHKのBSで「モーターサイクル・ダイヤリーズ」が放映されていました。
近頃はほとんどTVも映画も観なくなってしまったが、「モーターサイクル・ダイヤリーズ」だけは、キッチリ録画して観ました。以前この映画についてはちらっと触れたけど、名作というものは何度でも観たくなるものでして、やっぱイイ。
前回観た時と今回と何が違うのか?前回は房総の旅の前、今回は房総半島1周を終えた後という点が決定的に違うのです。勿論映画と我々の旅には大きな差があって、距離も、期間も、時代も、オートバイのコンディションも道路状態も全然違う。映画の方が遥かに過酷な旅である。しかし自分もケタ違いに小規模とは言えバイク旅を経験した上でこの映画を観ていると、以前とは違う観点になってきますね。前回鑑賞した際は純粋にロードムービーとして楽しんだのだが、今回は映画の主人公達の服装や装備、荷物の搭載方法がやたら気になる。転倒した時のバイクの状態や雪道での走り方等も集中して見てました。それから改めて思ったのは自分の好みとしてクラシカルなバイクはやっぱカッコイイ。かつてスズキのストリートマジックを買った際、候補に挙がっていたのが、ホンダのリトルカブと萌乃誉が乗っているCL50でした。何故CL50を購入しなかったのか?振り返ると当時はヤマハDT50、スズキRG50の2台を乗り分けていて、コイツらがちょくちょく故障をおこしていたり、メンテナンスの煩雑さに嫌気が差していて、とにかくギア付きは金が掛かると、家庭を持ったばかりの身としては守りの入ったのでしょう。他の理由として、RG50でクラシカルバイクを充分堪能したので反動でストマジのデザインをチョイスしたのもある。それとスクーターの駆動系の取り扱いやすさに関してはMINTで経験済みだったので、ストマジに決めたのはその辺りの理由が大きかった。ただ、あの時CL50にしていればあるいはバイク旅デビューが数年早かったかも、という推測はあります。