走り初め

FUJIKOSKYが新年のご挨拶を旅団代表として述べて下さった(と勝手な解釈ですんません)ので、私のほうは略式ながら、明けましておめでとうございます。皆様ご健勝にて思い思いの新年を迎えられたことと存じます。
私のほうも年末年始恒例の嫁の実家&自分の実家行脚をして、ひたすら暴飲暴食の日々でした。今日は昼間時間が出来たので、走りました。相変わらず近場ですけど。
実家行脚とは言えあまり気を使わない性質の故か、酒に弱い体質の故か、飲むと寝ちゃうんですね。この為意外にも睡眠時間の貯金が出来たので気力体力共漲ってきて、午前中はゴロゴロしていたのだが、昼食後「久々になんも考えずにブラっとしてみるか」と思い立つと同時に脱ぎっぱなしの昨日の服を着て(昨夜より1人留守番の為、散らかし放題だった)家を飛び出した。
目的地はざっと頭の中にはあったんです。『川崎臨海部の工業地帯は実際どんな感じなのか?やはり工場萌えな地域なのか』という好奇心があり、距離的にも住んでいる大田区六郷から近く、土地勘はあるので予習なしで出発しました。
第一京浜を下り六郷橋を越え、川崎の新川通りに入り、あとはひたすら直進、左手にコリアタウン(本格的な焼肉店が密集していることで有名)が見えたら産業道路に至り、これを過ぎると風景は一気に小学校の社会科で習った日本5大工業地帯筆頭の京浜工業地帯の中核部に突入。

自分の脳内地図によると川崎の臨海部は幾つかの人工島があり、上の写真はその一つで、どうやら東洋埠頭というらしい。JR鶴見線が通っており、次の写真はそこから派生した貨物線専用の引き込み線で、アンドレイ・タルコフスキー監督の「ストーカー」という映画のワンシーンを思い出させる光景だった。で、「他の人工島はどうなのか」と欲が出て方向転換してしばらく走ると、「夜光町」といういかにもな地名に行き当たった。こちらのほうが「萌え度」高し。

遠景のため萌え写真とは少し違うが、一望する全てが鉄骨と複雑な配管を取り回した化学プラント系工場群であることに圧倒される。この場所は夜にもう一度行ってみたいですね。さらに先に進むと海底トンネルの入り口が見えてきた。交通標識をCHECK、「原付が通行禁止な訳では無さそう」なことを確認して進入するとトンネルは結構長く、1.2Kmはあった。出たところは「東扇島」という、最も外郭の島らしい。海に面した埠頭部分は部外者立ち入り禁止の為、敷地の隙間から東京湾を遠望すると、意外な近さで対岸の房総半島が垣間見えた。残念ながら写真に納められる程の広い視界が得られませんでした。そしてここには「川崎マリエン」という展望台があり、これも残念なことにお休みで、ここに登れれば房総半島のイイ写真が撮れたハズ。

もう少し東扇島探索を続けたかったが時間の関係でここまで。帰路は産業道路を上り大師橋を渡って大田区に帰還。大師橋のたもとの公園でバイクを停め、アイドリング状態のマフラーにかじかんだ手をかざし、しばし暖を取ってから帰宅しました。
最後の写真はその公園から、多摩川上流方向に撮ったもの。富士山がちっちゃく入ってます。(ドラゴンコーク)